ご挨拶

2022年は、2月に、ロシアによるウクライナへの本格的な軍事侵攻が始まりました。連日、戦時国際法に違反する無差別攻撃が行われ、その惨禍は目を覆うばかりです。日本では、7月の安倍晋三元首相の銃撃事件を端緒に、旧統一教会問題の被害者救済に向けた新法等が、国会で可決、成立するに至りました。ロシアのウクライナ侵攻による資源価格の高騰や歴史的な円安進行を背景とした値上げの波は、日を追って勢いを増し、物価高を実感しない日はありません。さらに、コロナの終息が見通せず、時代は閉塞感漂う状況になっているといえます。

そのような厳しい状況下で、日本中が沸いたのがサッカーワールドカップカタール大会でした。日本代表がドイツとスペインという世界屈指の強豪から歴史的勝利を挙げたことは、人々に大きな感動を与えました。欧州で活躍するメンバーが、口々に、技術の向上と雪辱を誓っていた姿にZ世代の頼もしさを感じました。

私ども西東京予備校はポストコロナを見据えたビジョンのもと、児童生徒の健康を守り、さらに好奇心を育て、学力を増進させるため、常に徹底した消毒を行い、密にならない集団授業や個別指導及びオンライン授業を整えております。さらに講師・スタッフがともに、日々の感染症対策を通じて大人以上に多くのストレスを抱えてしまっている児童生徒の心の変化を敏感に感じ取り、些細なことでも気軽に話せる信頼関係を築いてまいります。

私ども西東京予備校は、これからの日本の未来を担う皆さんの多様性を育み、時代をリードする人材になるためのサポートを全力でしていきます。

小学生・中学生・高校生また既卒生の皆さんは、それぞれ自分なりに将来の夢を思い描いていることと思います。今は、自分を見つめ、自分という人間を形成していくかけがいのない時間であり、一日一日が自分の可能性を高め、将来大きな飛躍を遂げる力を身につける大切な時期です。

本校は、皆さんのこの大切な時間を勉強を通して、それぞれの個性を尊重し、それぞれの大きな夢の実現のために、それぞれが高い志を持って過ごせるよう手助けをしていきたいと考えています。

さあ、大きく飛躍するこの瞬間を一緒に羽ばたいていきましょう。

令和5年1月
西東京予備校
校長 吉原秀仁